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デグーが食べる代表的な牧草の種類と特徴|牧草が必要な理由も解説 - あずきときなこは美味しいおやつが食べたい

デグーが食べる代表的な牧草の種類と特徴|牧草が必要な理由も解説

デグーが食べる代表的な牧草の種類と特徴|牧草が必要な理由も解説 デグーの牧草

デグーのメインフードである牧草。
でも、飼い始めたころは牧草の種類なんて分からないですよね。
筆者も牧草の知識がなかったので、牧草選びには苦労しました。

そこでこの記事では

「デグーの食べる牧草ってどんなものがあるの?」
「牧草以外じゃだめなの?」

という疑問に、デグー歴7年のあずきなこが丁寧にお答えいたします!

牧草の知識が深まると、デグーが好む牧草を見つけやすくなります。
「デグーが牧草を食べる理由」についても触れているので、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

デグーが食べる最もメジャーな牧草は「チモシー」

デグーが食べる牧草で最も代表的なのは「チモシー」です。
同じチモシーでも、種類は実に様々。

まずはチモシーの特徴やチモシーを与えるメリットなどについて解説します。

チモシーとは?

チモシーはイネ科の牧草の一種。

世界中でメジャーな牧草で、牧草の王様なんて呼ばれることもあります。
牧草といえば「チモシーの乾草」という意味で使われることも。

チモシーには1番刈り・2番刈り・3番刈りという収穫時期による違いがあります。

種類特徴
1番刈り栄養価や繊維質が最も豊富。若い茎なので硬さもある。
2番刈り1番刈りのあとに収穫したもの。1番刈りより柔らかめ。
3番刈り2番刈りのあとに収穫したもの。栄養価は1番刈りより低いが嗜好性が高い。

大まかにこのような分類があります。
細かく分類すると、産地や生育状況によって品質も様々です。

まずは、1番~3番刈りまであり、それによって多少品質が違うことを覚えておきましょう。

何故チモシーがいいの?

一番の理由はデグーの元々の食性に近いからです。

デグーは粗食な草食動物。
低カロリーなチモシーはデグーの食事にぴったりなのです。

くわえて、チモシーは流通量が多く、どこでも手に入りやすいのが利点。
ホームセンターで売っている牧草といったら、殆どがチモシーでしょう。

チモシーの中にも種類がありますから、デグーの好みに応じて与えてみてください。

「どれあげたらいいか分からないよ!」

と言う方は、まずチモシーを選んでおけば間違いありません。
【デグーにおすすめの牧草4選】でも、おすすめのチモシーを解説しています。

チモシーなら無限に食べてOK

「一日どのくらい牧草をあげたらいいの?」

という質問をよくうけます。
答えは「いくらでもあげてOK」です。
理由は次の通り。

  • チモシーは栄養価が低いから
  • 栄養を取る前に食べ飽きるから

個体によって異なると思いますが、一日の理想は10g前後です。
ただ、10gも食べきることはほぼないでしょう。
むしろ、理想的な量を食べきるために、いくらでも与えていきたいです。

ちなみに、デグーは古くなった牧草は食べません。
半日経ったら食べ残しは捨てて、新鮮なものを常に与えてあげましょう。

デグーの牧草は他にもある

デグーが食べれる牧草は他にもいろいろあります。
代表的な牧草について、種類と特徴を簡単にまとめました。

名前特徴
チモシー最も一般的な牧草。産地や収穫方法で成分が異なる。
アルファルファチモシーに比べてカロリーが高め。成長期・妊娠中などにおすすめ。
オーツヘイ香りがよく嗜好性が高め。ペレットとの併用になる。
オーチャードグラス成分はチモシーとあまり変わらない。海外製品が市販されている。

牧草の詳しい特徴について解説していきます。

アルファルファ

アルファルファはチモシーに比べてカロリーが高めの牧草。
タンパク質やミネラルの含有量が多く、嗜好性も高いため「牧草の女王」と呼ばれます。

チモシーとの大きな違いは「マメ科」であること。
チモシーは「イネ科」です。

嗜好性が高いので、チモシーを食べない場合に代替品としてよく用いられます。
成長期・高齢期や妊娠中の体力増強にも適した牧草です。

オーツヘイ

オーツヘイはイネ科植物で、「燕麦(エンバク)」と呼ばれる穂が実りきる前に収穫して乾燥させたものを指します。
私たちが食べることもある「オートミール」の原料になるものです。

乾燥させると香ばしい香りを放ち、デグーが好んで食べることもあります。
繊維量はチモシーのほうが多いですが、嗜好性が高いので食いつきが良いです。

穂の部分は少し糖質が高めですが、嗜好性が高めなので他の牧草が苦手のデグーには最適です。

オーチャードグラス 

オーチャードグラスはイネ科の牧草です。
甘い香りと柔らかさが特徴で、デグーによって好き嫌いが分かれます。

我が家のデグーは食べません(笑)

成分はチモシーとほとんど同じです。
デグーが食べたいだけ与えていいでしょう。

製品は海外製がほとんど。
お値段もやや高めです。
チモシーを食べないデグーへの最終兵器で出してみましょう。

デグーが牧草を食べないとどうなる?

デグーが牧草を食べないと、健康に様々な影響を及ぼします。

デグーは意外にグルメな生き物。
食べ飽きると牧草に見向きもしなくなります。

ここでは、牧草を食べなくなると出てくる問題について詳しくみてみましょう。

既に主食を食べなくなっている場合は、【デグーが主食を食べない時の対策は?原因も解説】で原因を探り、早めに対処しましょう。

不正咬合になる

デグーが牧草を食べなくなると、不正咬合という歯並びや歯のかみ合わせが悪い状態になります。

普段、デグーは牧草をかじり続けて歯を削っています。
牧草を歯ですりつぶさなくなると、咀嚼時間が短くなり、不正咬合になりやすくなるのです。

不正咬合になると物を上手に噛めなくなったり、デグーが気にし過ぎて皮膚炎になることもあります。
牧草は必ず食べさせるようにしましょう。

もし牧草を食べない場合は、先ほど紹介した【デグーが主食を食べない時の対応方法!原因も解説】でも対応方法を解説しています。

不正咬合は副次的な病気にもつながるため、早めに対処していきましょう。

歯が白くなる

牧草を食べなくなったデグーは歯が白くなります。

健康なデグーの歯はオレンジです。
牧草の酵素とデグーの唾液が反応してオレンジになります。

もしデグーの歯が白っぽい場合は牧草不足のサインかもしれません。

歯が白くなることそのものに問題はありませんが、牧草不足による体調不良が心配です。
歯の色はこまめにチェックしてあげましょう。

まとめ

この記事ではデグーが食べる代表的な牧草と種類について解説してきました。
代表的な牧草は以下の通りです。

名前特徴
チモシー最も一般的な牧草。産地や収穫方法で成分が異なる。
アルファルファチモシーに比べてカロリーが高め。成長期・妊娠中などにおすすめ。
オーツヘイ香りがよく嗜好性が高め。ペレットとの併用になる。
オーチャードグラス成分はチモシーとあまり変わらない。海外製品が市販されている。

デグーの牧草と言えばチモシーが一般的です。
ですが、デグーにも好みがあります。
デグーの好みにあった牧草を探すのが一番でしょう。

ちなみに、我が家のデグーはオーチャードグラスは全く食べません。

牧草はデグーの健康のためにも重要な主食。
時間をかけてデグーに合った牧草を選ぶようにしましょう。

もし牧草選びに迷った時は【デグーにおすすめの牧草3選】で食いつきの良い牧草などを紹介しています。

参考にしてみてください。

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