「デグーにおやつをあげた方がいい?」
デグーは粗食な生き物です。
糖代謝の機能が弱いので、おやつは体に負担がかかるリスクも多少あるでしょう。
それでも、あえておやつを与える必要はあるのでしょうか?
私は、おやつは必要だと考えています。
「それはなぜ???」
という方のために、この記事では、お菓子好きの私がおやつが必要な理由と、与えるメリットなどを力説します。
これからデグーにおやつを与える予定の方は、参考にしてみてくださいね。
デグーにおやつを与える必要性やメリットは?
デグーには、なぜおやつが必要なのでしょうか?
ここではなぜおやつが必要な理由やメリットについて3つ解説します。
食べ飽きるのを防ぐため
おやつを与える理由の一つは、食べ飽きるのを防ぐためです。
デグーはとてもグルメな生き物。
食べ飽きると、牧草やペレットに見向きもしなくなるのです。
そこで、おやつを適宜取り入れることで、食べ飽きを防ぐ効果があります。
例えば、牧草やペレットを食べたご褒美に与えてみるのもありでしょう。
間食として入れるだけでも、食欲増進の効果が狙えます。
特に牧草はデグーに必須の主食です。
食べ飽きる前に、牧草→ペレット→おやつといったローテーションを組んであげましょう。
デグーが牧草やペレットに食べ飽きた場合の対応方法は、次の記事でまとめています。
コミュニケーションが取りやすい
おやつがあると、デグーとコミュニケーションを取りやすいです。
デグーは人間の3歳児ほどの知能があると言われています。
くわえて、甘いものが大好物。
おやつを与えると「美味しいものをくれる人」と認識して懐いてくれます。
それを信頼と呼びたいところですが…私というより、おやつへの期待な気がします(笑)
「キュキュー!(おやつくれー!)」
と鳴く姿がなんと可愛いことか…。
牧草を放り捨てて駆け寄ってくる姿に悶絶しています。
デグーは「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれるほどおしゃべりが大好き。
おやつを使って、たくさんお話してみましょう。
芸を覚えるにも最適
おやつは芸を仕込むにも最適です。
やってほしいことを上手にできたら、すかさずおやつを与えます。
我が家ではペットボトルの蓋開けや肩乗りを覚えました。
Youtubeを覗くと、他にもたくさんの芸を覚えてくれるのが分かります。
(※チッチチャンネルさんより動画を引用しています。)
私は「フラッグ」という芸が何とも愛らしくてお気に入り。
いつか我が家のデグーも覚えてくれるといいなあ…。
ちなみに、我が家で芸を覚える際に使ったおやつは、次の記事で挙げています。
小さな体で一生懸命芸をしてくれるのは、可愛いことこの上ありません。
デグーに対してさらに愛着もわきます。
デグーと一緒に遊びたい人は、ぜひおやつを活用してみてくださいね。
デグーのおやつの与えすぎに注意
とはいえ、デグーにおやつを与える時は注意が必要です。
【デグーの主食とおやつはバランスが必要】でも述べている通り、与えすぎると害にしかなりません。
ここではおやつを与える際に覚えておきたい注意点を解説します。
糖質が高いものに注意
糖質が高いおやつに注意しましょう。
穀物や糖類の高い野菜類などです。
デグーは糖質の代謝機能が非常に弱い生き物です。
その弱さは糖尿病の実験動物として利用されてしまうほど。
糖質の高いものを与えたら、すぐに病気になるわけではありません。
慢性的に与えると「糖尿病になるリスクが上昇する」ということです。
「じゃあどんなもの与えたらいいの??」
という方は「小麦粉不使用のもの」を最優先にしてください。
詳しくは次の記事でも解説しています。
参考にしてみてください。
摂取総カロリーを守ろう
摂取総カロリーにも注意が必要です。
カロリーオーバーになると、デグーはすぐに太ります。
燕麦(えんばく)など、穀物類はカロリーが高めです。
必ずエネルギー表示をチェックしましょう。
デグーの理想的な摂取総カロリーに関する文献は、見つかりませんでした。
まだ研究があまり進んでいないようです。
なので、普段の体重や便通などを見て調整するしかありません。
【デグーの理想的なカロリー摂取量】に関しては、我が家のデグーをモデルに、一日にとるカロリーを試算しました。
素人がざっくりした計算なので、参考程度にとどめて頂けると幸いです。
デグーは人間よりはるかにデリケートな体をしています。
総摂取カロリーには十分気を使ってあげましょう。
まとめ
この記事では、デグーにおやつが必要な理由や与えるメリットについて解説しました。
飼育下のデグーは、食べ飽きるとすぐに牧草やペレットを放り出します。
きっと野生のデグーはこんなことをしないでしょう。
命がかかっていますからね。
飼育下のデグーは、苦労せずにエサをゲットできるからこそ、食べ飽きてしまうのでしょう。
そんな時におすすめなのが「おやつ」です。
デグーの食欲を刺激して、たくさん食べさせる手段になります。
糖代謝の弱いデグーはすぐ太ってしまいますからね。
「デグーのおやつ選びは結構大変そう…!」
という方は、実際に我が家であげているおやつを次の記事で紹介しています。
こちらも参考にしてみてくださいね。