「デグーの牧草やペレットはどう選べばいい?」
「代用品はあるの??」
デグーの主食は牧草やペレットです。
検索するとたくさんの種類があって迷いますよね。
でも、牧草やペレットなら何でもいいわけではありません。
「じゃあ何を選べばいいの??」
という方の為に、デグー歴7年のあずきなこが、牧草やペレットを選ぶ際の注意点を丁寧に解説します。
この記事を読むと、デグーが安心して美味しく食べれる主食の選び方が分かります。
デグー用ペレットが見つからない時の代替品も解説しているので、ぜひご覧になってみてくださいね。
デグーの主食を選ぶときのポイント
デグーの主食(牧草・ペレット)を選ぶ時は、いくつかポイントがあります。
デグーは次のような特徴があるからです。
- 粗食なため体がデリケート
- 糖尿病などの病気にかかりやすい
大切なデグーのためにも、日々の食事選びは慎重に行っていきたいところ。
では、主食を選ぶ際のポイントについて見てみましょう。
小麦粉不使用のもの
デグーのペレットは、小麦粉不使用のものを選びましょう。
デグーは糖質の代謝が苦手なので、糖質の高い小麦粉は体に負担がかかりやすいです。
また、小麦粉は胃で分解されづらいという性質もあります。
人間には問題なくても、デグーにとっては大きな負担になるのです。
デグー用と謡っている製品の中にも小麦粉が入っているものを多く見かけます。
安価なうえに、良いつなぎになりますからね。
ペレットを買う際は、原材料を必ず確認して購入しましょう。
小麦以外の穀物が少ないもの
穀物なども糖質が高いので、なるべくなら避けたいところ。
トウモロコシや大豆類も多く糖質を含みます。
しかし、デグーが食べてくれないと仕方ないので難しいところです。
我が家では、もみ殻のような「ふすま」はOKにしています。
「安心」と「食いつき」を両立させたフードは限られているので、難しいところですね。
我が家では試行錯誤の末、3つのペレットにたどり着きました。
詳しくは【デグーにおすすめのペレット3選】で紹介しています。
「どこまでならOKか」はデグーの状態や飼い主さんの意向によっても異なるでしょう。
我が家ではまず、小麦粉を使っていないもの…を最低限のラインにしています。
デグーの食いつきなどを見ながら、穀物の含量なども調整してみてくださいね。
農薬が少なそうなものを選ぶ
特に牧草は農薬が少なそうなものを選びましょう。
マウスを用いた試験では、農薬によって発がん性や奇形を生じたりする報告がなされています。
ただし、人間に限っては、厚生労働省から次のような声明が発表されています。
残留農薬の基準値:「残留基準は、食品安全委員会が人が摂取しても安全と評価した量の範囲で、食品ごとに設定されています」(厚生労働省HPより引用)
詳しくは厚生労働省 食品の残留農薬に関するページをご覧になってみてください。
「人が食べる分には、ちゃんと検査しているので問題ないですよ」
ということですね。
ですが、農薬が使われていないとは言っていません。
ましてや、デグーの体に留意しているわけでもないのです。
デグーのデリケートな体に、どれだけ影響を与えるかは、誰も明らかにしていません。
だからこそ、私は農薬に人一倍気を使っています。
パッケージに農薬の表示義務はありません。
海外で大量生産されているものは、多量の農薬が使用されている可能性があります。
海外は敷地が広く、手作業で管理するのは難しいですからね。
なので、生産者や産地が特定できるものが望ましいでしょう。
私はなるべく国産の牧草を選ぶようにしています。
与えている国産牧草については【デグーにおすすめの牧草3選】で詳しく解説しています。
農薬がデグーにどれくらい影響するかは分かっていません。
だからこそ、私たちが安全な食事を見極める必要があります。
デグーの健康のためにも、なるべく農薬が少ない牧草・ペレットを選びましょう。
デグーのペレットが見当たらない時の代替品
場合によっては、デグー用のペレットが売ってないことも。
ここでは、そんな非常時用の代替品を解説します。
ただし、私は必ず次のことに注意して選んでいます。
- グルテンフリーのもの
- 主原料の一番初めに牧草が書かれているもの
与える分量はデグー用のペレットと同じ(体重に対し5%)が目安です。
製品やデグーの状態によって異なりますので、様子を見ながら与えてください。
以上のことを前提に、代用品となるペレットを解説していきます。
イースター「チンチラ セレクションプロ グルテンフリー」
こちらは原料にチモシーとアルファルファが使われたペレットです。
グルテンフリーなので、糖代謝が苦手なデグーにも安心の一品。
うちのデグーはデグーはセレクションプロシリーズが大好きです。
モルモット用も与えたことがありますが、どちらもよく食べてくれました。
様々な栄養素が含まれているので、おなかの健康や毛づやを守るのにもおすすめです。
牧草市場「チモシーのチカラ」
チモシーのチカラはチモシーとアルファルファが使われたウサギ用のペレットです。
こちらもグルテンフリーなのが安心ポイント。
デグーは一日の大半を採食と消化に費やす生き物です。
いきなり高カロリーなものを食べると、消化器官がびっくりして「うっ滞」と言われる症状を起こすことがあります(食欲低下など)。
チモシーのチカラは、そんなうっ滞を起こしやすいウサギさん向けに作られたものです。
過去に消化器官のトラブルを起こしている子は、このペレットが良いでしょう。
まとめ
デグーは元々粗食な生き物のため、糖や栄養素に対して影響を受けやすい動物です。
なので、私はフード選びに細心の注意を払っています。
デグーは研究があまり進んでいません。
日々の健康管理やエサの摂取状況から、その子に合ったご飯を選ぶ必要があります。
なので、私は我が家のデグーが摂取するカロリーを自分で計算してみました。
筆者が独自に計算したものなので、参考程度にとどめて頂けると幸いです。
「手っ取り早く安全に与えられるものを知りたい!!」
という方は、このサイトでもおすすめの牧草やおやつを紹介しています。
良ければご覧になってみてくださいね。